いさりば

従妹の神々しい最後の顔

私のお気に入り本の中に

「大往生したけりゃ医療とかかわるな」

昨日の通夜の従妹はまさにこれを実行したかのようなことを耳にした。

駆けつけて状況聞かずに棺の従妹を見たときビックリした。

安らかな顔そして眠るような顔つき。

現代の葬儀技術が高いとは言えこれほど迄にメイクで蘇るのだろうかと不思議な気になった。

やつれもしていない、浮腫んでもいない、苦しみのかけらさえ感じられない。ただ眠っているだけにしか見えない。

一言で「きれいだ」という印象だった。

故人の義弟と食事をするなかで「昨年ガンが見つかったが本人の意志で治療は受けない自然のままで」という話を聞いて「ガーン」

私の頭の隅には先程の棺の従妹の顔つきに過去味わったことがないくらい安らぎと美しさを感じていただけにこの一言が一瞬のうちに理解できた。

中村仁一著の「大往生したけりゃ医療とかかわるな」を数回読んでいる私には

「実践したのではないか」

という思いにふけった。

状況は具合が悪くなる前日まで妹と買い物の約束で長々電話をしていたという。翌日具合が悪くなりご主人が強引に救急車を呼び病院に行ったが病院で死亡確認だったという。

あの美しさの秘密が理解でき、従妹にエールを送りたくてもう一度棺に向かった。

そっと語りかけた。「病院にかかっていればまだ会えたかもしれないがやつれ、治療に苦しんでいる、あなたには会いたくなかった。よくぞ美しく実践した貴女を尊敬します。」やっとことで話すと涙が溢れた。周囲からは「仲よしだったから悲しいよね」という声も聞こえたが

私の涙は尊敬と感謝が抑え切れなかった。(あこがれでもあった。)

ここにその本を紹介します。

※一人の知人に貸したら回し読みで6人の心を揺さぶり半年間
帰ってこなかった本です。

 

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