ナースコールといなり寿司

2018/06/26
 
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「人生100年時代突入」という言葉を耳にするようになった。いきなりとは虫のいい話で現在10代の若者に照準を合わせ二人に一人が100歳を迎えるだろうという構想だ既に始まっているとも言われる。早い話が老後が長くなるということで様々な要因で元気に高齢化に向けて「副業・兼業の推進」が社会に取って顕著になっていく。筆者は70代に仲間入りしたが友人から「年寄りの自覚が足りない」と指摘されたことがある。捉えようでどうにでも解釈できるが中身のある年寄を目指すにはチャンスだと思っている。欲深くあと15年をそこそこ生かして戴くと考えるならばまだ青年期である。「人生死ぬまで勉強」と言われるが失敗を伴う貴重な時間だ。これまでの「教育」「勤労」「引退」という3ステージの人生から、「学びながら働く(学生起業)」、「働きながら学ぶ(リカレント教育)」、「複数の仕事や活動を並行して行う(副業・兼業)」、「自身のビジネスを始める(起業)」といった、様々なステージ人生を送るというのが、グラットン氏が言うLIEF SHIFT(ライフシフト)のようである。大いににもがき後世に残せる力を蓄えるために「いっときの恥」をかく道場としてこのブログを成就させたい。目指せエバーグリーンコンテンツ

ナースコールを理解してなかった自分を反省している。

私は休日及び夜間帯に病院の受付をしている。

ある夜私の専用PHSがなった、代表電話が転送される仕組みで殆どが夜間診療依頼だ。

出てみると3階に入院している筈の同級生だけどなんで代表に?

同級生は半月程前に偶然に外来できてそのまま入院になった。

診察では末期ガン、手の付けようがないとのこと。

緩和ケアで痛みを和らげる治療をしていた。

「どうした?入院してるんじゃなかったっけ」

「病棟からだけどちょっとお願いがあるんだけど聞いててくんない」

病室へ行くとベッドの上で丸くなってる

「どうした辛いのか?」

身体全体が浮腫んでいて顔も晴れてる

「ナースコールがわからなくなった。病院に電話すればお前が出ると思ったから・・・」

ナースコールの存在は確認しなかったが入院経験のない私は昔ながらのベッドの頭に括り付けてある

ナースコールを頭に描いた。

ナースコールがわからない、ということは頭に影響してるんだと直感。

「それはどうでもいいけどどうして欲しい?」(どうでもよくないんだけど)

というとニヤッとして

「いなり寿司買ってきてくんない」

「それはいいけど主治医・・・・」

本来ならば主治医に相談し判断しなければと思ったが、どう見ても長くない、

思い残すことの一つかも知れない。主治医、看護師に聞いて許可されなかったら可哀そうだ。

叱られてもこいつは理解してくれる。

「よし、待ってろ」

病室を飛び出し駆け足で買いに行った。

「まってろーまってろー」と言いながら

戻ると子供のような笑みを浮かべて起き上がってる

「うまい、うまい」と嬉しそうに食べた

暫く大きく深呼吸をして如何にも満足しましたと言わんばかりに寝てしまった。

数日後の休み明け出勤。医事課の職員から一言

「同級生さん亡くなられましたよ」

覚悟はしていた,いなり寿司を食った時の表情が頭に浮かび気持ちを癒してくれた。

間に合ってよかった。

ナースコールの勘違い

1月ほどした夕方のこと出勤すると

「点滴をしている患者さんがいるので気をつけといてくださいね」

と言い残し外来看護師が帰って行った。

点滴が終わり夜間看護師を呼び処置が終わった。

ベッドを直そうと布団をまくったところスマホ状のものが出てきた。

慌てて患者さんを負いかけ

「忘れ物ですよー」

「あ、それ病院のナースコール」

ガーン瞬時に同級生のことが浮かんだ。

こ、これはワイヤレスのナースコール、スィッチ部分だけを患者さんが自分で持てるんだ。

大変な勘違いをしてしまった。

あのとき

「ナースコールがわからなくなった。病院に電話すればお前が出ると思ったから・・・」

ナースコールがわからない、ということは頭に影響してるんだと思った。

ナースコールのスイッチカードが布団に紛れ込んでわからなくなったという意味だったんだ。

誰でもあることなのに先入観がそうさせてしまった。

てっきり頭にきてると思い哀れみでで余計なことを言ったんではないか?

でなくとも私の態度が駄目だもう持たないって態度に出ていなかったろうか?

申し訳なかった、その時布団をはぐればあったんだ。

なんとい大馬鹿なことしてしまったんだろうか。

暫く思い悩んでいるのでブログに残してケジメをつけたいと思った。

いなり寿司を食べたことは私とあいつしか知らない。

病院が知れば問題になるだろう。

常々言われるのは巡回中といえども寝たきりの患者さんが

「そこにある水を取って」

と言っても医者に確認しない限り取ってやっていけない、症状によっては水を飲んではいけない場合もあるからとのことと言われている。

思い出

ありし日の同級生Tさんナースコール呼んでも来ない

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「人生100年時代突入」という言葉を耳にするようになった。いきなりとは虫のいい話で現在10代の若者に照準を合わせ二人に一人が100歳を迎えるだろうという構想だ既に始まっているとも言われる。早い話が老後が長くなるということで様々な要因で元気に高齢化に向けて「副業・兼業の推進」が社会に取って顕著になっていく。筆者は70代に仲間入りしたが友人から「年寄りの自覚が足りない」と指摘されたことがある。捉えようでどうにでも解釈できるが中身のある年寄を目指すにはチャンスだと思っている。欲深くあと15年をそこそこ生かして戴くと考えるならばまだ青年期である。「人生死ぬまで勉強」と言われるが失敗を伴う貴重な時間だ。これまでの「教育」「勤労」「引退」という3ステージの人生から、「学びながら働く(学生起業)」、「働きながら学ぶ(リカレント教育)」、「複数の仕事や活動を並行して行う(副業・兼業)」、「自身のビジネスを始める(起業)」といった、様々なステージ人生を送るというのが、グラットン氏が言うLIEF SHIFT(ライフシフト)のようである。大いににもがき後世に残せる力を蓄えるために「いっときの恥」をかく道場としてこのブログを成就させたい。目指せエバーグリーンコンテンツ

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