いさりば

船の汽笛信号の合図、8回鳴ったら!

船の汽笛信号の意味

私はむかーし、むかーし船に乗っていました。

ある方から汽笛には意味があるのかと質問されたのでここに書くことにした。

港街に行くとやたらと船の汽笛が響き渡っていいる。風情満点。子供の頃少し反抗が始まった頃汽車の警笛船の汽笛を聞くと「知らない所、遠くへいきたい」という思いを掻き立てられた。

港風情の立役者だ、汽笛がないと港のムードが台無し。

遠くに聞こえる列車の警笛と船の「本線行き足あり」の意味の「長音」信号は切ない。

車の警笛はマナーが向上した

逆に陸上の車の警笛(クラクション)は以前に比べあまり聞かなくなった。

マナーが良くなったとしみじみ感じるピッもしくはピピは挨拶とわかる。

たまに車の長いクラクションが鳴る時は感情が聞こえる。社会問題になってる切れたドライバーだ。

大きな港町では昼夜問わず不規則な汽笛が鳴り渡っている。

実は海上でも交通ルールがある。

単純に言うと車の左右に曲がる合図の指示器、バック音、勿論危険回避の合図もある。

余談ですが旗流(きりゅう)信号、文字通り旗による信号もある。

例えば「本船はG岸壁に向かってます」「出向準備中」というように国際ルールがある。

旗流信号については次回に。

定められた航路を向き合った状態を描くとわかりやすいと思う。
《出港する船(出船)、入港する船(入船)》

ここでは単純な合図を紹介しよう。

短音 長音で構成されている。

短音 短音が約1秒 

長  4-6秒。 

針路を(面舵)に転じているとき   短

針路を(取舵)に転じているとき   短短

機関を後進(バック)にかけているとき   短短短

先行する他船を追い越すときは次のとおり。

側から追い越すとき   長・長・短

側から追い越すとき   長・長・短・短

追い越される船が追い越しに同意   長・短・長・短

警告信号   ・・・・・(急速に5回以上)

他船の意図や動作が理解できない時は急速に単音5回以上

錨泊中、視界不良の場合の危険信号

錨泊中(錨を下ろしているとき)や視界が悪い時には「号鐘(ごうしょう)」や「どら」

を用いて接近してくる船に危険を知らせる方法がある。

基本的には100メートル以上の船で船首と船尾で異なる音を出す。
(時代遅れのようだが海上衝突予防法に明記されている。)

船の汽笛の音源による種類。

音源によって「エアホーン」「スチームホーン」「ピストンホーン」等がある。

例えるなら
「エアホーン」は「ポー」っていう音?ちょっと高音です。
ちょっと軽いけど比較的中小船舶に多い。

「スチームホーン」は「ズゥー」っていう音です?低音ですが音量が小さいような気がします。
歌が出てきそうななんとも悲しげでもある。

ピストンホーンは「ボー」って音です。これも低音ですね。
ポーが来る。メルヘンチックだ。

大型船のホーンも2つ付いています。

エアホーン+ピストンホーンで奥行きがある「いい音」を出したりします。
夜空にフィンフィンフィン~と郷愁をあおる。

左へ曲がる艦船

付録:

船乗りは時間に厳しいと言われる。

クルーである以上それぞれが重要な任務がある。

全員が揃わないと出港できない為時間は厳しい。(体験者語る)

「15分前」「5分前」の精神がある。(遅刻は絶対に許されない。若気の至りで久々に上陸して遊び過ぎて時間を切った(遅刻)ことがある。そのときの状況は鮮明に覚えている。直属の上官の目は飛び出さんばかり。大振りのパンチを貰ったが申し訳なさで一杯だったので痛くはなかった。)

特に海上自衛艦では
「スマートで、目先が効いて、几帳面、負けじ魂、これぞ船乗り」

という言葉がある。
乗組員の誇りと、あるべき姿を指している。

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